【柳令子シェフによるプロ・セミプロ・マニア向け料理講習 おこないました】

渋谷の南イタリア料理店「PinoSalice」を20周年を機に閉店されたものの、いまだパワーあふれる柳令子シェフによる「プロ・セミプロ・マニア向け料理講習」を、(一社)SALUTE主催で7月9日におこないました。


柳シェフはSALUTEの会員様でもあり、「国際薬膳師」という資格をもつ、おそらく唯一のイタリア料理人でもあります。

暑かったこの日のテーマは、夏の養生南イタリア料理。

飲食店のプロと料理家の3人が希望して厨房にお立ちいただき、他の皆さまは手元も火元も見えるカウンターから見学。

柳シェフは前々日に千葉県南房総市の大紺屋農園(おおごやのうえん)を訪問・収穫に行った野菜のうち、体を強く冷やす性質をもつことで夏に向くズッキーニ数種類を使用。

「ズッキーニとパンチェッタのトマト煮」「ズッキーニの白いパルミジャーナ」「ズッキーニのミントマリネ」「ズッキーニのスープ」「ズッキーニのフリッテッレ」と5種の前菜、「サルシッチャとリコッタのカザレッチェ」のプリーモを講習。皆さんでワインを飲みながら、にぎやかに実食しました。

みずみずしいズッキーニの珍しいスープなどに、「これこれ、柳シェフのこの優しい味が好きなんですよ! また味わえてよかった!!」「家でつくれるレシピだから助かります」と参加者から、心から喜ぶ声が上がりました。

この日は時間がかなり押してしまったこともあり、
福岡からの日帰り参加者や、このあと飲食店営業を控えた方が先に帰られると、イタリア料理人1人を除いて全員が三々五々それに続いてしまい、「片付けは全員で」という会の原則が守られなかったのは、次回の課題。

会場をご提供くださったうえに、講習にも自費参加し、説明不足でご迷惑をかけてしまったトラットリア・エ・ピッツェリア・コニファーの慈愛あふれるオーナー、関口学さんにも感謝いたします。

日本では手に入らない豆を家で茹でたり、1週間前に家で漬けたマリネと食べ比べまでさせてくださった柳シェフ、

暑いなかご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

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