本日9月1日は防災の日。8月初めに防災レシピ2点を会員様に配布いたしました。
・ソーセージのピッツァ
・フルーツエッグソース


いずれも、(耐熱)ポリ袋のなかで材料を混ぜ、カセットコンロを利用して作るレシピです。

イタリア料理をご存じの方はおわかりのように、後者は「ザバイオーネ」というソースをヒントに、子どもでも高齢者でも味わえるよう、工夫しています。
乾パンやパンケーキ、ホットケーキなどのソースとして災害時に役立ち、栄養もとれるかと思います。

大量調理のコツも知る給食調理師でイタリア料理人の小川航平さん作成のレシピを、栄養士で調理師、日本災害食学会の災害食専門員である飯田 和子理事にアドバイスいただきました。
飯田先生は、日常でも災害時でも使える「フェーズフリー」のレシピを提唱しておられるので、ふだんにも使えることを意識しました。
暑い時期は、お子さんやお孫さん、高齢者と涼しいところで生地やソースを混ぜれば、キッチンにいる時間を最小限にすることもできます。
災害時であっても「美味しい」ことは絶対に譲れないので、
イタリア料理家の秋元摩那理事と、イタリア料理を食べて40年以上になる国際薬膳師でもある中村浩子代表理事が味の面をチェックしました。
ピッツァは、このチームでイタリアのカプート粉でも作ってみましたが、誰にでも扱いやすいのは、日本の薄力粉と強力粉を混ぜた生地でした。
生地を「もむ」「こねる」といった動作は、心理学を学んだ方によると、心の安定につながるそうです。
これで(一社)SALUTEが開発した防災レシピは、夏向けの
・大麦とツナのサラダ
を入れて、3点となりました。

地震や水害など災害が多い日本だけでなく、このレシピを世界中の人びとが困ったときにお使いになれるよう願っています。
近いうちに、このレシピを会員様以外にも公開していければと思っています。
「災害」に戦争が含まれないことを、戦後80年の今年、強く強く祈って。