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3月31日は復活祭。キリストの復活を祝う、信徒にとっては最も重要な日のひとつです。
その前日の30日夜、イタリア大使館貿易促進部の後援とペコリーノ・ロマーノDOP保護協会の協賛を受け、柳令子シェフと赤松恭子シェフ、福田浩司ソムリエが最大限のお力を発揮してくださって、テーブル席満席でディナーが催されました。
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まずはお店手作りのメニューと、復活祭にちなむ色付け卵のしつらいに気分は高揚。春分をすぎた今、体には陽の気をとりこみつつ、春の五臓である肝の働きが高まりすぎてイライラしないように、体を冷やすものもバランスよくとっていきます。
前菜は「ブラッドオレンジと桜鱒(マス)のインサラータ」。マスは体をなかから温めて陽を増し、オレンジは体を冷やしつつ、気を巡らせます。ペアリングワインは、プーリアのTenuta Macchiarola Tippi 2022。
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シュッセドゥは、豚肉のポルペッティーニ(ミニ団子)、リコッタとペコリーノを入れた鶏スープにスフレをのせて。ワインはプーリアのTenuta Macchiarola Verdeca 2022。
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イカ墨の焼かないラザニアには、生地にほうれんそうの粉が練りこまれ、体を冷やすトマトソースをかけて。リコッタが見えたり隠れたり。ワインは、シチリアのVino di Anna Bianco ”Jeudi 15” 2021。
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体を強く温める羊のグラッサートは、羊の量は控えめ、じゃがいもで気を補い、塩味強めのペコリーノ、気を巡らせるグリーンピースのソースで味にアクセント。ワインは、シチリアのBiologica Stellino Eroico 2020。
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パスティエラは、日本でも数少ないイタリア菓子職人である赤松シェフが、ふだんは使わないペコリーノを特別に加えて作ったナポリの復活祭の菓子。
甘さ控えめで、初めて召し上がったお客様の中から「おいしい!」という声が多く上がりました。
復活祭のお祝いは、ここでは終わりません。
柳シェフ作成の「簡単レシピ&ワンポイント」付きのお土産3点セットが、みずからの手で全員に配られました。ペコリーノ・ロマーノDOPチーズと、ペコリーノと空豆のパン、ビッグ・ブラウンマッシュルーム、羊を含むカルネミストのラグーソースです。
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復活祭の日曜日に、これでランチを召し上がられるようにと、涙が出るほどありがたいお土産でした。