【「Tanta Roba」総料理長&國際グループレストラン統括プロデューサーの林 祐司シェフによる料理講習を開催しました】

テーマは「夏の食養生 ワンオペや家庭でできる作り置きとその他の料理」。

参加者の皆様、料理は中~上級者でおられるので、林シェフによる調理・デモによる理解もスムーズ。

トンノ・デル・キャンティは本来、東洋医学では水分を補うとされ、疲労回復に役立つビタミンB1が豊富な豚肉を使います。

今回は、鶏むね肉を使って。鶏むね肉に多く含まれるイミダペプチドは、渡り鳥が長距離を飛びつづけられるのはこの成分ゆえで、抗疲労効果があることを中村が説明。
前日の夜中3時に林シェフが仕込んでくださったものを皆さんでありがたく実食しました。

パンツァネッラは言わずとしれた、固くなったパンを使ったサラダ。最初にヴィネガーと水を混ぜた液体にパンを浸した時点で試食すると、意外に酸っぱいことに皆が驚き。

それでも、サラダになってみるとちょうどよい酸味。白ワインが進みます。トマトやきゅうり、セロリは、暑い夏の体の熱をとり除く働きがあるとされます。

香草パン粉を使ったブリのグリルは、プロの厨房の強火でここまでしっかり焼くのかと、これまた参加者はびっくり。実食してみると、ブリの臭みはなく、焦げ目が香ばしく、グリル加減がちょうどよい。ここでまた違う白ワインが進みます(笑)。

今回使われた香草は、EUでは伝統的生薬として伝統的使用による効能が認められています。日本でメボウキと呼ばれるバジリコは、EUでは消化系の不調、食欲不振の緩和に役立ち、
東洋医学では気を巡らせたり、発汗を促して体表から病気の原因を発散させたりする働きがあるとされます。

ドルチェのトルタ・ニコロッタは、これまた林シェフが午前5時に仕込んでくださったという、パドヴァ伝統のパンプディング。夏とはいえ、体を冷やすものばかり摂っていると体が冷えに傾くので、体を温めるフェンネルシードがバランスをとり、風味の点でも効いています。

参加者はほとんどがイタリア料理通で、知っているメニューも多かったようですが、プロの酢加減、火加減、オリーブオイルの使い方、食材の効能に強く納得されていました。

イベント明けまもないところご無理をお願いしました林シェフ、ご家族の行事のなか、会場を朝から準備して開け、白ワインをセレクトくださいましたピッツェリア エ トラットリア コニファーの関口学さん、ご参加くださった皆様、まことにありがとうございました。

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